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筋紡錘と腱紡錘とは?働きや覚え方を元体育大生がわかりやすく解説!

筋紡錘と腱紡錘とは?働きや覚え方を元体育大生がわかりやすく解説!

公開日:2018年07月24日 最終更新日:2020年01月08日

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こんにちは!元体育大生のスポエモンです!

今回は「筋紡錘」「腱紡錘」について体育大学の授業で習ったことをそのままあなたに卸していこうと思います!

 

難しいことは言いません!

 

イラストなどを使って超わかりやすく解説していきます。

 

筋紡錘と腱紡錘の違いがハッキリしない人はしっかりチェックしてくださいね!


筋紡錘の働きとは?

まず、筋紡錘とは骨格筋の中にある受容器のことを言います。

 

円柱状でまん中が太く、両端がしだいに細くなる形(紡錘形)をしています。

 

イメージでいうと、筋肉の中にこんなチップみたいなものが埋め込まれている感じですね。

↓↓↓↓

 

筋紡錘がどこにあるかはわかったけど、なんのために存在するの?

 

この筋紡錘の働きとしては

 

筋肉の長さを感知して伸びたら縮ませる

 

というものになります。

 

なんで筋紡錘がこんな働きをしているのかというと、以下の2つの役割があるんですね。

 

・筋肉が伸び続けることで、いずれブチッと切れてしまうのを防ぐ

・筋肉が伸びたら縮ませることで体を正常に動かす

 

この2つです。

 

まず、1つ目についてですが、筋肉が伸び続けたらいずれ切れてしまうのは想像つきますよね?

 

もし、私達がワンピースのルフィのように「ゴムゴムの実」を食べていてゴム人間だったら話は別ですが。

 

しかし、私達はゴム人間ではないので筋肉が伸び続けるといずれ切れます。

 

それを防ぐために筋紡錘が「筋肉の長さ」を感知して「伸びたから縮みなさい!」という司令を筋肉に伝えさせるんです。

 

そのおかげで私たちの筋肉は伸び続けて切れるということがなく、伸びたら縮むという運動を自動で行うことがきるんです。

 

で、2つ目の「筋肉が伸びたら縮ませることで体を正常に動かす」についてですが。

 

もし、筋肉が伸びっぱなしだったら普段の生活が成り立たないことがわかりますか?

 

これは腕の筋肉で例えると分かりやすいでしょう。

 

腕を曲げた時は「上腕二頭筋」が縮んで「上腕三頭筋」が伸びます。

 

この「伸びる」と「縮む」があるから腕を曲げることができるんです。

 

でも、このときに上腕三頭筋が伸びたままの状態から戻らなかったら?

 

腕を曲げた後に、腕を伸ばすことができませんよね。

 

このように、筋肉は「伸びたら縮む」という運動を繰り返さないと、私達は体を正常に動かすことができないんです。

 

それを自動で感知してくれているのが筋紡錘なんです。

 

自動で筋肉の伸びを感知して「伸びたから縮みなさい!」と筋肉に司令を出させているんです。

 

つまり、もし筋紡錘がなかったら私達は生きていけないレベルの話なんですよ。

 

すべての筋肉にネジがあって伸びたら自分でネジを回して筋肉を縮ませないといけないってなったらどうします?

 

そうなったらまともに生活できないですよね。

 

コーヒーを一口飲むのに5分ぐらいかかりますよw

 

そんなことになったら生きるのも嫌になりそう….

 

自動で筋肉を制御してくれている筋紡錘に感謝しましょうねw

 

(骨格筋とは骨に繋がっている筋肉のこと。骨(体)を動かすためには必要不可欠な筋肉です。心臓を除く内蔵や血管にある筋肉は平滑筋。心臓の筋肉のことを心筋といいます。人の体には「骨格筋」「平滑筋」「心筋」の3種類があります。)

 

で、これまでは筋紡錘について解説してきましたが、私たちの体には「腱紡錘」というものも存在します。

 

筋紡錘と名前が似ていますが、その存在する場所や働き、役割は全く違うものです。

 

そして、腱紡錘も筋紡錘と同じくらい私たちにとってなくてはならない存在なんですよ。


腱紡錘の働きとは?

腱紡錘は、その名のとおり腱の中にある受容器です。

 

もっと正確に言うと筋肉と腱の境目(筋腱移行部)に多く存在するものになります。

 

この腱紡錘の働きとしては

 

・筋肉が引っ張られる力(張力)や緊張を感知して緩ませる

 

になります。

 

なんで腱紡錘がこんな働きをしているかというと

 

・筋肉が傷ついたり、切れたりを防ぐため

・腱が傷ついたり、切れたりするのを防ぐため

 

ですね。

 

まず、1つ目についてですが、基本的に筋肉は「伸びながら縮む」「縮みながら伸びる」という運動をすることで大きな力を発揮します。

 

例えば、重いダンベルを持ち上げるとき。

↓↓↓↓

 

このときには、ダンベルの重みが下にかかっている状態で上に持ち上げますよね?

 

ということは、上腕二頭筋は伸びながら縮む。

 

上腕三頭筋は縮みながら伸びる。

 

という運動をしてダンベルを持ち上げることになります。

 

で、この時、筋肉に「強く引っ張られる」という張力が働きます。

 

これを腱紡錘は感知して「筋肉を緩めろ!傷んでしまうぞ!」という司令を出してくれるんです。

 

この機能がなくなると、人間の筋肉はどこまでも張力がかかった状態を続けてしまう。

 

そうなると、やがて筋肉に傷がついたり、切れてしまったりします。

 

それを防いでくれているのが筋紡錘なんです。

 

で、2つ目の「腱が傷ついたり、切れたりするのを防ぐため」についてですが、これもさっきと同じです。

 

筋肉に張力が加わったときは、骨と筋肉を繋いでいる腱にも張力が加わります。

 

その張力を腱紡錘は感知して「筋肉を緩めろ!傷んでしまうぞ!腱が切れてしまうぞ!」という司令を出してくれるんですね。

 

これがあるおかげで、私たちは腱を痛めたり、切れたりすることなく生活できているんです。

 

もし、この機能がなかったら1日に何万人の人たちがアキレス腱を切ってしまうでしょう。

 

街中で「ブチッ!」「ブチッ!」という音が響き渡ることになってしまいます。

(それはそれでちょっと興味がありますがw)


筋紡錘と腱紡錘の覚え方は?

ここまで「筋紡錘」と「腱紡錘」の働きや役割について解説してきましたが理解できましたか?

 

時々、この2つの働きや役割をごっちゃに考えている人がいるので違いをまとめておきましょうかね。

 

まぁ、名前が似ているのでごっちゃいになる気持ちもわからなくはないですが。

 

まず、「筋紡錘」と「腱紡錘」で同じ役割について見ていきましょう!

 

・筋肉が傷んだり、切れてしまうのを防いでくれる

 

これが2つに共通する役割になります。

 

で、筋紡錘だけにある働きや役割と言えば

 

・骨格筋の内部に存在する

・筋肉の「長さ」を感知する

・筋肉が伸びた時に縮ませる

 

ですね。

 

腱紡錘だけにある働きや役割は

 

・腱(正確には筋腱移行部)の内部に存在する

・筋肉や腱の「張力」を感知する

・筋肉や腱に張力が加わったときに筋肉を緩ませる

・腱が傷ついたり、切れたりするのを防ぐ

 

ですね。

 

これらが「筋紡錘」と「腱紡錘」の違いになります。

 

しっかり覚えてごっちゃにならないようにしましょうね!


筋紡錘の鍛え方!

で、最後にお伝えしたいことがあるんですけど、筋肉って使わなかったら衰えていきますね?

 

あと、年齢を重ねるごとに衰えてもいきます。

 

実は、「筋紡錘」や「腱紡錘」もそれと一緒で感覚が衰えていくんですよ!

 

よく久しぶりに運動をした人が「アキレス腱がきれちゃった!」「肉離れを起こしちゃった!」みたいな話がありますが、これがまさにそれです。

 

衰えると。筋肉の収縮や弛緩がうまく正常に働かなくなって怪我をしてしまうです。

 

なので、筋肉を動かして「筋紡錘」や「腱紡錘」を衰えさせないことはすごく大事なんです。

 

特に、年を重ねれば重なるほどそれが大事。

 

あまりにも衰えてしまうと、運動じゃなくても日常生活ぐらいの軽い負荷でも筋肉や腱が傷ついたりしますよ。

 

「筋紡錘」や「腱紡錘」は日常的に鍛えるようにしておいた方がいいです。

 

ただ、鍛えると言っても「運動しろ!」「筋トレしろ!」とかは言いません。

 

もちろん、それらをすることで「筋紡錘」や「腱紡錘」は鍛えられるので、できるのであればそれらを日常的に取り入れた方がいいのですが。

 

でも、「運動は嫌い」「時間がない」なんて人もいると思います。

 

だから、今回は簡単にできる「筋紡錘」や「腱紡錘」の鍛え方を紹介しますね。

 

それは

 

ストレッチ

 

です。

 

ストレッチをすると筋肉や腱が伸びますし、ある程度の負荷がかかります。

 

ストレッチをするだけで「筋紡錘」や「腱紡錘」の感度を鍛えることができるのでオススメです。

 

テレビを見ながらとか、風呂上がりとかにちょっとだけするくらいで大丈夫です。

 

5分とか10分で構いません。

 

毎日ストレッチを行いましょう。

 

そうすれば「筋紡錘」や「腱紡錘」を鍛えることができて、感度が高い状態を保つことができます。

 

日常生活で「アキレス腱が切れる」とか「肉離れになった」とか嫌じゃないですか?

 

ストレッチで「筋紡錘」や「腱紡錘」の感度を鍛えておくことでそれらを防ぐことができます。

 

運動が嫌いな人でもストレッチならできるはず。

 

ぜひ、毎日やってくださいね!

 

あと、ストレッチにはリラックス効果とかもありますので一石二鳥ですよ。

 

で、ストレッチに慣れてきたらヨガとかもやってみましょう!

 

ストレッチよりかはヨガの方が「筋紡錘」や「腱紡錘」を鍛えることができます。

 

ヨガは良い運動にもなるのでぜひやってみてくださいね!

 

・「筋紡錘」や「腱紡錘」を鍛えるストレッチ

 

・「筋紡錘」や「腱紡錘」を鍛えるヨガ

 

まとめ

 

今回は筋紡錘と腱紡錘について解説しました!

 

まずは筋紡錘について説明しましたよね。

 

・骨格筋の内部に存在する

・筋肉の「長さ」を感知する

・筋肉が伸びた時に縮ませる

・筋肉が伸び続けることで、いずれブチッと切れてしまうのを防ぐ

・筋肉が伸びたら縮ませることで体を正常に動かす

 

これらが筋紡錘の役割や働きでした。

 

腱紡錘については

 

・腱(正確には筋腱移行部)の内部に存在する

・筋肉や腱の「張力」を感知する

・筋肉や腱に張力が加わったときに筋肉を緩ませる

・筋肉が傷ついたり、切れたりするのを防ぐ

・腱が傷ついたり、切れたりするのを防ぐ

 

でしたね!

 

で、つづいて筋紡錘や腱紡錘を鍛えた方がいい理由を説明しました。

 

・運動しなかたったり、年を重ねることで筋紡錘や腱紡錘は衰える

・筋紡錘や腱紡錘が衰えると筋肉の収縮や弛緩が正常に働かずに怪我をしやすくなる

 

でしたね!

 

最後は筋紡錘や腱紡錘を簡単に鍛える方法を解説しました!

 

・ストレッチ

・ヨガ

 

でしたね!

 

ぜひ、これらを毎日行って筋紡錘や腱紡錘を鍛えてみてください!



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どうも!スポエモンです!小学校からバスケを始めて、バスケ歴は25年。小4の時に足が速かったことから陸上部からしつこい勧誘を受けて入部。それからは陸上とバスケの2刀流生活がスタート。50mの自己ベストは6秒3で、バスケの最高成績は全国ベスト8!スポーツ大好きの私は体育大学に進学し、体育の教員免許を取得。でも、ふとした時に人生を振り返ってみるとほぼスポーツしかしていないことが判明。「スポーツ以外のことも経験してみたい!」との思いから、スポーツと真逆のIT会社に就職。このスポーツ三昧の人生を何かに活かせないかと思い、スポズバの開設を決意しました。スポズバでは私のスポーツ人生で得た知識や成功体験などをズバッ公開していきます!

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